塗り替えや外壁塗装のご依頼お見積もりは塗装ドクター.com｜熊本県　熊本市　K様邸　外壁復旧工事

先の熊本地震の被害に遭われた熊本県K様邸の外壁復旧の工事内容を紹介させて頂きます。

建物側面部分の、地震による壁の落下状況になります。。

※写真はその中の一部の状況です

モルタル壁の剥落してる箇所から　元々の施工を確認した所、基本の施工方法ではない施工がされていた事が確認できました。

通常、モルタル壁の施工は、防水シートを貼り付け後、必ず　メタルラス（金網状の具材）もしくは、ラスボード（石膏ボードの表面におうとつのあるボード）を貼り付けてからの施工をするのが　基本の施工方法です。

ですが、K様邸の外壁では、

（画像１）でも確認できるよう、防水シート（剝落箇所から見える黒いシート）の上に直接モルタルを塗り込むだけの施工がされていました。

基本の施工では、

（画像２）下地が出来上がった後に、上から防水シートを貼り付けます。

その次に、下地とモルタルをより強く密着させ下地とモルタルを繋ぐ為にメタルラス（金網状の具材）を張り付けるのが基本の工程となります。

メタルラス（金網状の具材）を張り付けていれば、外壁は小さな剥落のみで済んだはずが

メタルラス（金網状の具材）が貼り付けされていなかった為ここまで大きく壁が剥落したと思われます。

（画像3）モルタル壁一層目　施工後になります。

モルタル壁の厚みがある場合、１回の塗り込み作業中にモルタルの重みに耐えれずモルタルが崩れ、空気や亀裂が入り密着性も低下し気密性がなくなり強度もなくなります。

（画像４）その為二層にわけ、モルタルを塗り込みます。

外壁が剥落する直前に、下に通行人がいたらどうなっていたか、、、

外壁が剥落する直前に、小さなお子さんが家の周りで遊んでいたら、、、、と考えると大惨事を引き起こしてたのかもしれません。

民間のリフォーム工事だと、検査は工事会社でしている事が大半の為、手抜き工事の発覚が事故や問題が起きてからしかわからなく、年数が経てばたつほど大半のお客様が泣き寝入りしています。